資本論 - 第2章 交換過程 | My thoughts : Broadening and Widening

資本論 - 第2章 交換過程

要点:

基本的には商品のやりとりは自分の商品を譲渡して他人の商品を取得する形で行われる。また、商品はそれが価値として成り立つために使用価値であることを立証しなくてはならない。商品生産に費やされた人間労働が他人にとって有用な物であって初めて、商品は価値として認められるからである。

実際の交換過程においては商品の価値を表現するために貨幣が使われるわけであるが、第1章で触れられた「労働生産物⇒商品」の変化と同様に、ここでは「商品⇒貨幣」の変化が生じる。また、商品の交換が発生する条件の下では、労働生産物の一部が交換のためだけに生産されるようになり、このときから、商品生産物そのものの「使用価値」と、交換のための「価値」とが完全に分離してしまう。(⇒「使用価値」と「(貨幣での)価値」との対立が深まる)


感想:

マルクスはこの章でもことさらに「人間労働の量=商品の価値」ということを強調しています。また、貨幣形態への結晶にもたびたび言及しています。やはりマルクスの視点は面白いです。


あんまり書けませんでしたが、今日はこのへんで。