My thoughts : Broadening and Widening -19ページ目

材料引張実験

今日は久しぶりに大学内で授業を受けました。


毎週火曜日の「最先端科学入門」は、今日から「材料引張実験」に移りました。内容は名前の通り、コンピューターから機械を操作して、薄い銅版が破断するまで引っ張り続けるものです。その間、コンピューターが自動的に「引っ張る力」「銅版の伸び」「ひずみ」などのデータを取り、グラフ化してくれます。


実験自体は地味ですが、物質内の「応力」や引っ張っていく際のグラフの形なども考えるとなかなか興味深いものがあります。ということで、教授へもいくつか質問をしました。(今日の質問した内容で一番興味深かったのは、「金属を引っ張って破断する原理」です。見た目には「銅版が引きちぎれる」であっても、実際には「銅版内の分子が滑って離れる」ということだそうです。)


放課後は、久しぶりに図書館で英語の勉強をしました。SATは、制限時間が25分のセクションでは40分ほどかけないと最後まで終わりませんが、正解率はわずかに伸びてきています。あの地獄のReadingも少しはましになってきた気がします。やはり、ポイントはスピードと単語力です。どちらも量をこなすしかなさそうです。


授業8コマ+英語自主3コマ・・・すこし疲れましたが、テスト後のくたびれ感がようやく抜けてきました。テストの結果を踏まえて今後の戦略も練り終わったので、これからは本格的に英語の勉強とオーストラリアの準備に取り掛かります。


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オリエンテーション報告

昨日、ISSのオリエンテーションに行ってきました。


東京で顔をあわせた10人は本当によりどりみどりで、とても面白いメンバー構成でした。初めて顔をあわせるので、結構堅苦しい雰囲気になってしまうかと思っていたのですが、実際には全員があっという間に友達になっていました。さすが、2週間の研修を共にするだけに「仲間意識」は強いようです(^^


オリエンテーションのついでに授賞式もあると聞いていたのですが、その授賞式が文部科学省で一番立派な会議室で行われたのには正直驚きました(何でも閣議会議レベルしか使わないとか)。まだ出発まで3週間もあるのに、10人の顔合わせや授賞式など、「非日常」の連続に驚くばかりでした。


講義は「フル英語」なので、これからの3週間でしっかりブラッシュアップしていきたいです。特にリスニングは大切です。それから、難解なテキストを読むために、SATの勉強も続けます。


今から1時間ほど仮眠を取って、夜は英語と数学の勉強をします。

それでは。


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オリエンテーション

明日は公欠をとって、ISS(Internaitonal Science School) のオリエンテーションに参加してきます。


大体の内容はというと、表彰式、関係者挨拶、現地でやることの具体的な説明、その他事務連絡、などなど・・・まあ、オリエンテーションとしては一般的な内容と言ったところでしょうか(笑)


それ以上に楽しみなのが、研修をともにする9人の仲間たちとの顔合わせです。そのうち、2人とはこのブログで知り合い、すでにメール交換もしています(インターネットの恩恵ですね)。それだけに、明日の顔合わせは楽しみです。


ところで、よく考えると、渡航は7月3日なので、もう一ヶ月を切っています。楽しみしてに待つのもいいんですが、準備としてちゃんと英語の勉強もやっておかないとなぁ、と思います。自分でTOEFL-PBTの模擬試験をやってみたら、九ヶ月前からほとんど伸びていなかったので・・・SATのReadingも連日こてんぱんにやられてます。明日は朝早いんですが、今夜も少し英語の勉強をやってみようと思います。


オリエンテーションの様子などは土曜日以降に報告します。

それでは。

「理想社会」への果てしない旅

僕の社会主義に対する考えは、もはや「社会主義」という狭い枠を越え、真の「理想社会」の追求へとシフトしてきた気がします。


つい先日のことです。ついに僕は最終的な結論を導き出しました:

「壮大で調和の取れたクラッシック音楽」と「絶対的で誰に対しても公平な数学」という、この二つの要素が合わさった社会こそが、本当の「理想社会」である!


言うまでもなく、数学のもとでは、誰がどう屁理屈をこねても「AはBである」という事実は覆りません。先の結論は、このような数学の本質的な考え方を社会全体に適用しようとするものです。これによって、官僚や与党が社会を握る時代は終わりを告げ、数学的な物の見方に沿った誰に対しても公平な政治が始まるのです。(政治をやるのは人間ではないほうがいいでしょう。誰かまでは考えが及んでいませんが・・・)


そして、数学によって支えられた社会は、クラッシック音楽のような美しさと調和をもって社会全体を創り、人々に活力を与え、明るい未来へと躍進していくことになるのです。


そして、この考え方の特質は、社会的な人間の解放という「社会主義の本質」に加えて、「数学的な絶対性と公平性」「社会全体の協力による最高の生産性」にあります。


このうち、「社会主義の本質」は他の記事 で説明済みです。

また、「数学的な絶対性と公平性」も今しがた説明したばかりです。

最後の、「社会全体の協力による最高の生産性」にはまだ言及していませんが、早い話が、主に生産手段、労働力、交通機関、情報などといった要素を社会の中で共有し、人々が互いに協力することによって、資本主義よりさらに上の生産性を目指すと言うことです。これは、前者の2つに比べればそれほど重要ではありません。(ビジネス系のネタですが、こちらの記事 もやや関連しています)


しかし、大きな問題があります。


実は、この考えは「思想」として存在することは出来ても、実際にそのような社会をつくるは今の人類が実現することは不可能なのです。なぜなら、本来、社会というものは良くも悪くも不純なものであって、「数学」というあまりにも純粋すぎる要素を持ち込むことは困難だからです。


いわば、水と油は混ざらない。ただそれだけの理由です。しかし、今の人類にはそれ一つすら乗り切る力はないのです・・・・・・・・・・・・・・・ しかし、百年後、千年後、いや、一万年後だっていい、我々人類は、きっといつかゴールにたどり着ける。僕はそう信じています。


そんな人類のスタートは、まずは今の資本主義を知るところからです。教材はマルクス「資本論」。僕自身も、単なる「社会主義者」としてではなく、「人類」の一員として、資本論を読み始めることに決めました。


そう、「理想社会に向けての旅」は、まだ始まったばかりなのです。

知識集団+一般教養=最高の生産性

TIGERさんの「ヘンリー・フォード 」という記事に対してコメントを書こうとしていたら、一つの記事になるほどの長さになってしまったので、トラックバックをして僕の記事(書簡もどき)として載せることにしました。ただ、コメントとして書いていったものなので、エッセイとしては少し文体がおかしい点はご了承ください。


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TIGERさんが取り上げられていた方法は、非常に今の時代に即したものだと思います。かつては知識が豊富なものはとても頼りにされ、そういった人は非常に重宝されたものでした。


しかし、今の時代は各産業の細かい分業化・専門化が進んだため、すべてを把握することはほぼ不可能に近くなっています。そこで必要となってくるのが、「情報を効率的に引き出す技術」と「考える力」です。TIGERさんは前者のことについて触れていましたが、僕は後者の「考える力」について書いてみたいと思います。


僕は、「考える力」を身につけるために必要なものは、何よりも「数学的・論理的思考」「広範な一般教養」だと考えています。前者は、正確な判断を下さなければならないリーダーには必要不可欠なものであり、言及には値しないでしょう。


問題は後者です。例えば、電子回路の詳しい構造が分からなくて担当の技術者を呼んだとします。そこで、基礎的な電磁気学の知識があるのとないのとでは、技術者の話を飲み込むスピードは格段に違ってきます。もちろん、各分野について深く知っている必要はありませんし、それは前述の通り、所詮無茶な話です。しかし、それでも、さまざまな分野にわたる広範な知識は、専門家の知識を効率よく大量に引き出すことを強力にサポートするのです。


結論として、僕はTIGERさんの「知識を共有でき、力となる得る集団-知識集団-を築けば、成功への近道となる」という意見に対して、もう一つの要素を付け加えたいと思います。それは、「各人が広範な一般教養を身につけ、考える力を高めること」です。これらの2つの要素がリンクすることで、「知識集団」の結束は何倍も強くなるのです。そのときの生産性の高さは想像するまでもありません。「成功への道」はさらに短くなるのです!


P.S.

余談ですが、このような強力な「協調システム」を社会全体に取り入れることで、真の「共産主義社会」を作ることが出来るかもしれない、とコメントを書きながらふと思いました。

*いつもの「社会主義」という語句ではなく、あえて「共産主義」を使ったのには、僕にとって少し意味がありますが、ここでは省略します・・・