My thoughts : Broadening and Widening -6ページ目

資本論 - 第1章 商品

最近読むのを中断していましたが、今日、資本論のスタート部分である第1章を読み終えました。


「資本論」はいわずと知れたマルクスの名著ですが、詳しい説明は省きます。興味があればYahooなりで検索してください。ひとまず、社会主義の啓蒙書というよりは、資本主義の批判的研究書である、ということだけは強調したいと思います。


第1章は文庫版で80ページほどの長さに過ぎませんが、内容はきわめて難解であり、3色ボールペンで要点をマークをしなければとても読めません(少なくとも僕のCPUでは) そのため、読むのにはページあたりで小説の5倍ぐらいの時間がかかります。それでも読みたくなる理由は、やはり僕が赤いからではなく、綿密な論理展開による資本主義の分析と社会主義へのアプローチ、というところに集約できるでしょう。


本書の最初の一文はこのようにして始まります:

資本主義的生産様式の支配的である社会の富は、「巨大なる商品集積」として現われ、個々の商品はこの富の成素形態として現われる。したがって、われわれの研究は商品の分析をもって始まる。

ここから、マルクスの資本主義に対する分析が始まっていきます。


前置きが長くなりましたが、これからは章ごとに自分なりの「要点」と「感想」を載せていきたいと思います。実際に書くことでより理解も深まると思うので、これは自分の勉強も兼ねてです。 注:内容が非常に難解であるため、少なからず筆者の誤解が含まれることが予想されます。なるべく正確に書くように努めますが、あらかじめご了承ください。


要点:

ある商品Aを考えるとき、商品Aは、他のすべての商品に対して「商品Aは商品Bの二倍の価値がある」⇔2A=B、さらに10A=Cとなどとおくことが出来る。このとき、商品Aの使用価値などは一切無視され、商品Aは単に他の商品の価値を表現するだけの役割を果たす(等価形態) もし、他の商品の価値を表すための普遍的な「商品」を用意するのであれば、全ての人にとって出来る限り同じ価値を持つものを使わなければならない。実際の社会では、これは「金」や「銀」や「米」であった。つまり、全ての商品の価値を「量Xの金」として表すことが可能となる(貨幣形態

また、商品の価値はその生産物に投下された労働量によって決まるのであるが、生産手段が進歩した際には、資本主義的生産様式のもとでは「労働時間は半減したが、生産量は変わらず、労働と商品の価値が半分になる」といったことにもつながる。(⇒価格と賃金の低下?)

さらに、共同の生産手段と労働者による社会的労働を兼ね備えた状況を考える場合、この協力体での生産物はひとつの社会的生産物であり、労働した量と個人の必要に応じて生産物(=等価分の貨幣)は分配されなければならない。(「生産手段の共有」という社会主義の基礎を示唆している


感想:

とりあえず大枠は理解しました。やはり、資本主義の批判書とあって、各所に批判的な書き方が見られます。また、マルクスはこの章で早くも「生産手段の共有化」の必要性を示唆していますが、おそらくこのことはこの先で頭が痛くなるほど詳しく説明してくれることだろうと思います。また、貨幣は商品の一種である、ということも一言聞いてしまえば「それって当たり前じゃないの?」となりそうですが、より詳しく知ろうとすると、等価形態から貨幣形態への発展までを考えなければなりません。正直言って面倒ですが、そこで得る納得感はその労力と十分につりあうでしょう。

僕なりには、この章は「商品の価値って何?」「なぜ貨幣は必要なの?」といった、商品や貨幣に関する質問に根本から答えてくれる章として位置づけたいところです。次の「第2章 交換過程」はわずか15ページ程度なので、今夜中にも読めると思います。


マルクス, エンゲルス, 向坂 逸郎
資本論 1 (1)

"My thoughts : Broadening and Widening"

今日は学校で入試説明会があり、僕はそこでの「生徒活動の発表」をする一人として参加してきました。テーマは、"The introduction of ISS" 要するに、7月にあったISSの感想を英語でプレゼンするものでした。3分間という短い時間の中で、ISSでの概要を紹介したり、そこでの友達を紹介したりもしました。そして、最後に、僕が最後にこう話しました。(原稿を見ながら)


Finally, what I would like to tell you most is the meaning of "broadening and widening my thoughts". In my opinion, only studying one thing no longer helps much. We need to have wider interest and experience many different circumstances. This is why I take Super Science Program of this school and also study social science hard.


[訳]:最後に、私は「自分の興味を広げ、そして広げる」ということを強調したいと思います。一つのことを学んでいるだけではもはや不足なのです。広い興味を持ち、違った境遇を出来るだけ多く経験することが必要なのです。ですから、私はこの高校のスーパーサイエンスプログラムに参加し、社会科学もまた熱心に勉強するのです。


非常に稚拙な英語でしたが、来年入ってくるであろう中学3年生に向かって自分なりにメッセージを送ったつもりです。(全員に日本語訳が配布されています) 文中の"broadening and widening my thoughts"は、このブログのタイトルである"My thoughts : Broadening and Widening"からパクったものです。意訳すれば、「私の思考 - 広く、さらに広く」となるでしょうか。これは慣用句でも引用でもなく、僕がオリジナルで作ったタイトルです。この言葉には結構愛着があり、いわば自分の背骨のようなものです。


自分の興味は可能な限り広く持ち、専門を考えつつも守備範囲を広げていく。この言葉にはそんな願いが込められています。だからこそ、僕の目標は「Harvardに入ること」などではありません。「何でも勉強すること」そして、「すべてを楽しむこと」こそが真の目標なのです。Harvardはそういう意味で僕に最高の環境を提供してくれることだろうと思います。

古本市で赤い本

時間が無くてなかなか読書が進みませんが、とりあえず下記の2冊を読了。

・中国激流

・デモクラシーの帝国

どちらも岩波新書。中国激流はいまいちで④だが、デモクラシーの帝国は⑤をつけたいところ。アメリカが生み出している世界の矛盾が良く理解できた。アメリカはあくまでも国際社会の「一部」であることを自覚してほしい。


今後。

・小説:「ダイスをころがせ」を早いとこ読む⇒「発火点」

・新書:「テレビの嘘を見破る」・・・国語の課題図書

・リテラリーマシン

・古本市の戦利品をつまみ食い(↓)


ところで、先日の文化祭で図書部の「古本市」というものがありまして、そこでいろいろ社会主義系の本を見つけたので、8冊ほど仕入れてきました。読まない本もありそうですが、全部あわせても400円だったので、まあ気にしない気にしない(笑) しかしながら、今回の本、冗談抜きで「赤い」です。いやぁ、自分もここまで突っ込んだ本を準備してくるとは思いませんでした。で、リスト。


・国家と革命

・賃労働と資本

・賃金、価格、利潤

・日本共産党闘争小史

・マルクス=エンゲルス=マルクス主義(3)

・マルクス・エンゲルス小伝

・今こそマルクスを読み返す

・弁証法入門


今日はこのへんで。

さあ、前期の成績だ!

今日は前期の成績が返ってきたので、そのままデータを公開しちゃいます。こういうのに不快感を感じる方はすぐにページを閉じていただいて、興味のある人だけ読んでください♪


重要なデータ:

単純評定平均:4.5 GPA:3.58 学年順位:不明

(参考 1年の最終成績・・・4.25、3.35、Top12%)

1年のころと比較すると、大幅に向上したといえる。今後もこのペースで頑張れば、Top5%入りも夢ではないだろう。


後期の作戦:

前期で5を取れたものは死守(国語と体育の4も同じ)、物理は必至に頑張って4⇒5、美術もセンスの無さを乗り越えて3⇒4を目指す。保健と家庭は後期の実績だけで最終成績が決まってくるので、これらは言うまでも無く5を狙う。

もしもこれらの作戦が全て成功すれば、評定平均は4.75、GPAはなんと3.79にもなる。正直ここまで達成できる可能性はかなり薄いが(というか無理だと思う)、全力を挙げて可能な限りいい成績を取りたい。鍵は自分の力!

次のテストは10月下旬、約3週間後だ。

各科目の百点法評価と評定値:

(テスト以外に、提出物や態度などの要素が加味されている)

国語 71 4

世界 93 5

数Ⅱ 92 5

数B 85 5

生命 85 5

物理 73 4

体育 70 4

美術 60 3

英語 86 5

工学 90 5

保健(ISSの影響でデータ無し)

家庭(ISSの影響でデータ無し)

文化祭の打ち上げ

昨日は予定通り、京都・三条周辺で打ち上げに行ってきました。(文化祭の代休でした)


第1ラウンドのカラオケでは、さすがオタクの集団のSSPクラス、「アニメソング」や「電波系ソング」とかも結構な割合で混じってました。僕はこの辺の歌は知らないので普通に歌ってましたが、男性アーティストより女性アーティストのほうが持ち歌が多く、なぜかそっちのほうが得意なので、倉木麻衣・鬼束ちひろ・Do as infinityあたりがメインでした。(今度暇があったら自分の好きなアーティストについて書きます)


その後はボウリング⇒焼肉と予定通りに続きましたが、その後は「第4ラウンド」と称して、再びカラオケへ(!) そして、一部の連れが再び電波ソングを炸裂! その後10時半に解散して、滋賀県の自宅には日付が変わる直前に帰り着きました。(親には事前に「今日は遅くなってもかまわない」と許可をもらってました。念のため・・・)


・・・てなわけで、この日はとにかくフィーバーしてました。みんなあり得ないぐらいはしゃいでました。が、おかげさまで明くる日(今日)は眠くて眠くて仕方ありませんでした。ボウリングで右腕も筋肉痛です。


とにかく、これにて文化祭終了!です。SSPクラスの皆さん、お疲れ様でした!